エンジニア転職は後悔する?メリットやデメリットを紹介!

「エンジニアに転職しようか迷っている」

「エンジニアに転職したら後悔するって本当?」

こんな悩みにお答えします。

せっかく転職したのに、給与や労働環境が以前より悪化しては意味がないですよね。

そこで今回はエンジニアの仕事内容や年収、メリット・デメリットなどを解説します。

エンジニアに興味がある方、これからエンジニアへの転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

転職先を考える前に!エンジニアの主な種類4つ

エンジニアは業務内容によって、さまざまな職種にわけられます。

ここではエンジニアの主な種類を紹介します。

1.システムエンジニア

システムエンジニアは、システムやネットワークなどのインフラ構築・維持・運用などを行います。

システムエンジニアの仕事は多岐に渡り、クライアントの解決したい悩みに基づいてソフトウェアの使用を決定し、上流工程からテストまで担当します。

また、システムの保守・運用に伴う人員配置や管理なども担当することがあります。

2.Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発、保守、運用などを担当する仕事です。

ディレクターやデザイナーの指示に従って、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb言語を用いてコーディングを行います。

サイト完成後もエラーがないか確認したり、利便性を向上させたりなど、サービスリリース後のサポートまで行います。

3.インフラエンジニア

インフラとは生活の基盤を支える設備を指します。

例えば道路や水道、ガスや電気などは生活に欠かせないインフラです。

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークといったIT基盤のシステム構築や運用、保守などを担当するエンジニアのことです。

インフラエンジニアの仕事内容は多岐にわたり、業務内容によってサーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどの種類に更に分かれます。

4.プログラマー

プログラマーは、webサイトやアプリのプログラムを作成することが主な仕事です。

プログラマーはwebエンジニアと仕事内容が似ていますが、プログラマーの方がプログラミングに特化しています。

ディレクターがまとめた仕様に基づいてコーディングを行い、サイトやアプリにさまざまな機能を実装していきます。

エンジニアの平均年収は?転職したら年収が上がる?

経済産業省が調査した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、エンジニアの平均年収は542万円です。

エンジニアの年収は正社員の平均年収403万円を大きく上回り、130万円以上も年収が高いことが明らかになりました。

しかし、高収入を狙えるのはレベルの高いスキルをもつエンジニアです。

特に、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアといった、インフラ部分を担当するエンジニアは専門性が高いため年収が高くなる傾向があります。

プロジェクトを管理するリーダーや会社の幹部なども年収が高い傾向にあり、実績を重ねて専門性を身につけることで高収入を目指せる職業です。

エンジニアが転職するメリット3つ

エンジニア転職で得られるメリットを解説します。

自由な働き方ができる

エンジニア転職には、自由な働き方ができるメリットがあります。

例えば、正社員として働くのではなく、フリーランスエンジニアという選択肢もあります。

フリーランスなら仕事量を調節したり、正社員になって安定した給料を得たりなど、自分の好みやライフスタイルに合った働き方を選択できます。

他にあるのは、あえて派遣エンジニアになるという道です。

働き方の選択肢が広いことは、エンジニア転職の大きなメリットと言えるでしょう。

独立しやすい

エンジニアは独立してフリーランスエンジニアとして活躍することもできます。

スクールに通ったり実務経験を積んだりして高いスキルをつければ、フリーランスとして仕事を受注することも十分可能でしょう。

なぜならIT人材は不足しており、スキルのあるエンジニアは多くの会社から求められているからです。

また、フリーランスには年功序列がないため、会社に勤めるよりも高収入を得られる可能性があります。

実務で経験を積んでから独立を視野に入れて活動するのもおすすめです。

需要が高い

IT人材の不足によりエンジニアの需要は高まり続けています。

経済産業省による「IT人材需給に関する調査」では、2030年に約45万人のIT人材が不足すると予想されています。

ITの技術は日々進歩しているため、最新技術に詳しいエンジニアは特に需要が高いです。

エンジニア転職を考えている人は、自分のスキルをアップグレードしたり、新しい分野にチャレンジし続けたりして、自分の価値を上げていきましょう。

エンジニアが転職するデメリット3つ

エンジニア転職のデメリットを解説します。

勉強が必要

ITの世界では技術の流行り廃りが激しく、常に最新の技術を勉強しなければなりません。

スマートフォンの普及によって多くのアプリが開発されたことからも、数年前には存在しなかった技術が続々と登場するのは明らかでしょう。

勉強は時間もお金もかかりますが、新しいスキルを習得すれば自分自身の価値が高まり、より高い年収を目指せるようになります。

そのため、エンジニア転職を考えている方は、勉強を通じて自分自身の価値を高めていくことが大切です。

納期に追われる

エンジニアは常に納期に追われる仕事です。

納期はエンジニアの都合を考えずに決まっているものなので、余裕のある納期を迎えることは難しいでしょう。

しかし、納期が遅れると依頼者との信頼関係に傷がついてしまうので、納期は絶対に守るべきです。

納期を守るためには、スケジューリング能力やタスクの効率化などを心がけましょう。

また、新しい領域に挑戦はしつつも実力が全く及ばない案件は引き受けないことや、仕事量を調節することも大切です。

残業が多い

エンジニアは残業が多いというデメリットもあります。

なぜなら、急なシステムトラブルやサーバー障害など、突発的なトラブルに対応しなければならないからです。

このようなトラブルは日中に発生するとは限らず、深夜や早朝、休日に発生することもあり、エンジニアにとって大きな負担となるでしょう。

エンジニアの転職以外の働き方とは?

エンジニアの働き方は正社員だけではありません。

ここではエンジニアのさまざまな働き方について解説します。

派遣エンジニア

派遣エンジニアは、業務委託先の企業に派遣されて業務を行うエンジニアのことです。

派遣エンジニアは、給与や福利厚生などの点で正社員に劣りますが、ライフスタイルに合わせて働きやすいことや、未経験でも働ける案件が多い点がメリットです。

また、自分自身が持っているスキルや経験、希望する仕事内容などに合わせて、業務委託先を選ぶことができます。

派遣エンジニアは正社員よりも選択の自由度が高いため、仕事と私生活のバランスをとりたい方におすすめです。

正社員エンジニア

正社員エンジニアは、企業に就職してエンジニアとして働くことを指します。

正社員エンジニアの採用は企業にとって一種の投資であり、給与や福利厚生、昇進のチャンスなどが派遣やフリーランスに比べて充実しています。

また、企業内での技術的なサポートもあり、自分自身のスキルアップにも役立ちます。

拘束時間の長さや残業の多さなどのデメリットもありますが、現場でスキルを磨けばその後の独立やキャリアアップもしやすくなります。

フリーランスエンジニア

フリーランスエンジニアとは、企業や個人からの仕事の依頼を受けて働くエンジニアです。

フリーランスエンジニアは正社員とは異なり、企業に所属しない自由な働き方ができます。

自分のペースに合わせて仕事の量を調節でき、空いた時間には趣味や家族との時間を持つことも可能です。

また、フリーランスエンジニアの仕事内容は幅広いため、自分のスキルを活かした仕事が見つかりやすいというメリットもあります。

「今日はWebサイトの作成、明日はモバイルアプリの開発」と、毎日違う業務ができる魅力もあります。

しかし、フリーランスエンジニアとして安定して給与を得るには、クライアントに求められるレベルの高い技術が必要です。

また、自分のスキルを売り込む営業力や仕事を獲得するネットワークも重要です。

フリーランスとして活動を続けるのは簡単なことではありませんが、自由な働き方を実現できる魅力的な働き方と言えるでしょう。

フリーランスエンジニア向けマッチングサイトおすすめ11選!失敗しない選び方とは?

転職が向いているエンジニアの特徴3つ

ここではエンジニア転職が向いている人の特徴を解説します。

IT技術へ関心がある

エンジニア転職を考えている方には、まず最初にIT技術への関心が必要です。

IT技術への関心は、エンジニアとしてのキャリアアップを図る上で欠かせない要素です。

IT技術への関心があることで、エンジニアとしてのキャリアアップも加速しますし、スキルアップのための勉強もそれほど苦にならないでしょう。

エンジニア転職を考えている方は、まず自分自身にIT技術への関心があるかを確認してみましょう。

コミュニケーション能力がある

エンジニアは高い技術だけでなく、コミュニケーション能力も重要な要素です。

なぜならプロジェクトはチームで進行するため、スケジュール管理や情報の共有、進行状況の確認などのプロセスでコミュニケーション能力が求められるからです。

また、エンジニアはクライアントが求めるシステムを開発します。

クライアントの要望を正しく理解するためにはコミュニケーション能力が不可欠です。

そのため、営業職や接客業を経験した方は前職で培ったコミュニケーション能力を活かすことができるでしょう。

集中力と忍耐力がある

エンジニアは、集中力と忍耐力が必要な仕事です。

納期前の忙しいスケジュールの中でも、集中力を発揮して仕事を納品しなければなりません。

また、繰り返されるエラーにもめげず、試行錯誤を繰り返す忍耐力が試されます。

そのため、コツコツと努力するのが得意な方や、ストレス耐性のある方はエンジニアに向いているでしょう。

未経験からエンジニアに転職する4つの方法

ここでは未経験からエンジニアに転職する方法を解説します。

独学で学ぶ

未経験からエンジニア転職をする方法として、独学があります。

システムエンジニアのための参考書は多数出版されているため、未経験でも基礎から学べます。

無料でプログラミングを学習できるサイトや動画などもあるので、お金をかけずに習得することも可能です。

しかし、独学はモチベーションを保つのが難しいというデメリットもあるため、自分のペースでコツコツ取り組みたい人におすすめです。

スクールに通う

未経験者が効率的に学ぶにはスクールに通うのも一つの方法です。

スクールには通学型とオンライン型があり、自分の生活スタイルに合わせて続けられるため、仕事や育児などで忙しい方も受講できます。

また、スクールでは生徒同士の交流が生まれることも多く、モチベーションを維持しやすい点も魅力です。

しかし、スクールへ通うには入学金や受講料など、まとまったお金が必要です。

そのため、将来的にエンジニアとして働きたい、スキルをつけて独立したいなど、目標がはっきりとある方にはスクールがおすすめです。

転職サイトを使う

転職サイトを利用することで効率的に転職活動を進められます。

特に役立つのが、勤務地や給与、業種など希望通りの求人をすぐに探せる検索機能です。

希望条件を保存するとおすすめ求人を紹介してくれたり、メールで求人情報を教えてくれたりする機能などがあります。

また、履歴書の作成アドバイスや面接のヒントなど、転職活動に必要なサポートもしてくれます。

無料で色々な求人情報を得られるので、登録だけしておくのもおすすめです。

転職エージェントを使う

転職エージェントを利用すると、エージェントから希望に合った仕事の紹介を受けられたり、推薦状で企業にアピールしてくれたりします。

また、一般公開されていない非公開求人の紹介など、大手企業や優良企業への転職チャンスもあります。

面接対策から日程調整までサポートしてくれるので、はじめての転職活動も安心して取り組めるでしょう。

まとめ:エンジニアの転職は自分に合った方法を選ぼう

エンジニアは技術者のため平均年収が高く、正社員や派遣社員、フリーランスなど自由な働き方ができるメリットがあります。

しかし、常に新しい技術を勉強する必要があり、納期に追われるデメリットもあります。

エンジニアの需要は高まり続けており、2020年の新型コロナウイルスの影響で雇用が不安定になった時も、採用ニーズが大きく下がることはありませんでした。

IT技術の進歩により、今後もさらにエンジニアの需要は高まっていくでしょう。

エンジニア転職を考えている方は、ぜひ前向きに考えてみてください。