「SESからフリーランスになると仕事内容はどう変わる?「SESからフリーランスになるのは難しい?デメリットは?」と悩んでいませんか。
SESはSystem Engineering Serviceの略称であり、クライアントに対してシステム開発や運用などのIT技術支援を行います。
本記事では、SESエンジニアからフリーランスエンジニアになる方法や違いについて解説します。
現在SES企業に不満のある人や、独立を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
SESからフリーランスになっても仕事は変わらない?違いを4項目で比較
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになった場合の違いを、以下4項目で比較してみました。
- 年収
- 契約・雇用形態
- 仕事内容
- 稼働日数
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
年収
SESエンジニアの平均年収は約350〜400万円、フリーランスエンジニアの場合は約700〜860万円程度です。
SESエンジニアとフリーランスエンジニアの平均年収は、約2倍も差があることが分かります。
SESエンジニアの年収が少ないのは、商流が深いことが理由の一つとして考えられるでしょう。
発注先の企業との間に2次請けや3次請けなどが存在することにより、マージンで次々中抜きされていき、結果的に手取りが減ってしまうのです。
一方、フリーランスエンジニアは商流の浅い案件を選べるため、報酬が高く設定されておりモチベーションアップにつながります。
また、SESエンジニアとフリーランスエンジニアの違いには年功序列の有無もあります。
フリーランスエンジニアは実践的なスキルを求められるため、スキル次第では同年代よりも大きく稼ぐことが可能です。
したがって、フリーランスエンジニアはスキルアップに意欲的でないと稼げません。
技術を積極的に磨いて高収入を目指すエンジニアは、フリーランスの方が向いているといえるでしょう。
契約・雇用形態
SESエンジニアは、正社員としてSES企業とSES契約を結び、SES企業はクライアントと準委任契約を結びます。
雇用形態を見ると派遣に似ていますが、派遣はクライアントに対して納品物を提供するのに対し、SES契約は開発の支援など技術力を提供するのが違いです。
SES契約の場合、常駐先が頻繁に変わることもあります。
対してフリーランスエンジニアは、雇用されるのではなく個人事業主としてクライアントと業務委託契約を結ぶのが一般的です。
契約内容は主に請負契約と準委任契約の2種類で、前者は成果物を、後者は業務の遂行および技術力を提供します。
SESエンジニアも準委任契約のもと作業をするので、後者であればフリーランスエンジニアと契約形態に大きな差はありません。
仕事内容
SESエンジニアとフリーランスエンジニアの仕事内容は、ほとんど同じです。
- システムソフトウェアの定義・設計
- インフラ構築・運用
- システムのテスト
- アプリケーション開発
- データ解析
プロジェクトに参画し、クライアントの依頼通りにシステムやソフトウェアの設計&開発を行います。
ただし、フリーランスエンジニアの場合は案件を自由に選択できるので、苦手な内容の仕事は受けなくても良いというところが違いです。
興味のある分野の案件をメインに受けたり、挑戦したい業界の案件を受けたりすることが可能です。
ディレクターやコンサルタントなど、理想に合わせて柔軟にキャリアパスを形成できるでしょう。
稼働日数
SESエンジニアとフリーランスエンジニアは、稼働日数が異なります。
SESエンジニアは正社員のため、基本的には週5日出勤し、稼働時間は月140時間〜180時間前後です。
短くて1ヶ月、長くて1年ほどクライアントのもとで作業を行います。
準委任契約により納期を気にする必要がないので、残業などの時間は比較的少なめです。
ただし案件が途切れてしまった場合は「待機期間」となり、最長30日間程度稼働できないこともあります。
待機期間は、保障として報酬の60%が給与として入ります。
対して、フリーランスエンジニアは雇用されていないため、決められた稼働日数・時間はありません。
週2日や週5日など案件によって条件が異なるので、理想のワークライフバランスに合った案件を選べます。
SESからフリーランスエンジニアになるメリット
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになるメリットは、主に以下の4つです。
- 高収入を目指せる
- 柔軟な働き方ができる
- 興味のある分野にチャレンジできる
- 人間関係のストレスが少ない
フリーランスエンジニアは自分で仕事を選べるのが大きな強みで、さまざまなメリットを享受できます。
高収入を目指せる
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになると、高収入を目指せるのが魅力です。
SESエンジニアは基本的に下流の案件がメインであり、給料も上がりにくいです。
しかしフリーランスエンジニアであれば、スキルに応じて上流案件にも参画できるため、1ヶ月の収入が2、3倍になることも珍しくありません。
SESエンジニアのように待機期間もないので、時間を有効活用することが可能です。
またスピーディーに作業をこなせる人は、請負契約で効率的に報酬を獲得できます。
案件の掛け持ちも可能なので、がっつり稼働すれば十分な収入を得られるでしょう。
柔軟な働き方ができる
SESエンジニアにはないフリーランスエンジニアの強みが、柔軟な働き方ができることです。
フリーランスエンジニアは自分で案件を選び、調整できるため、稼働日数や稼働場所の選択肢が広いです。
時短勤務やリモートワークも可能であり、結婚や子育てなどライフステージが変わっても無理なく対応できます。
短期間で案件を詰め込んで集中して稼いだ後、長期休暇をとってゆっくり過ごすといったメリハリのある生活も叶えられるでしょう。
自律心やスケジューリング能力は必要とされますが、自由度の高さは大きなメリットといえます。
興味のある分野にチャレンジできる
SESエンジニアは会社から指示された案件を受けなくてはいけないのに対し、フリーランスエンジニアは自ら興味のある分野にチャレンジできます。
エンジニアとして働くには、やりがいやモチベーションの維持も大切です。
興味のある分野に触れられれば、モチベーションが上がり積極的にスキルや知識を吸収できるでしょう。
また「次のステップにいきたい」と思ったら、PMやITコンサルタント、管理職などの案件に挑戦してキャリアパスを歩んでいくことも可能です。
もちろん、エンジニアとしてのスキルを磨いてスペシャリストを目指しても良いでしょう。
人間関係のストレスが少ない
フリーランスエンジニアのメリットとして、人間関係のストレスが少ないことも挙げられます。
SESエンジニアの場合、社内やクライアントとの人間関係を気にしなければいけません。
仕事を選べないため、相性が良くないクライアントのもとで作業をすることもあります。
フリーランスエンジニアも取引先とのコミュニケーションは必要ですが、リモートワークの案件も多く極力人と会わずに作業ができます。
また、フリーランスエージェントを活用すれば担当エージェントに相談できますよ。
コミュニケーションに関することなど困っていることを相談すれば、改善してもらえるかもしれません。
SESからフリーランスエンジニアになるデメリット
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになるには、以下のようなデメリットもあるので注意してください。
- 収入が不安定になる
- 事務手続きが多くなる
- 営業力やPR力が必要になる
メリット・デメリットの両方を踏まえた上で、自分がSESとフリーランスのどちらに向いているのかを確認しましょう。
収入が不安定になる
フリーランスエンジニアになるデメリットの一つに、収入が不安定になることが挙げられます。
フリーランスエンジニアは個人事業主なので、自分で仕事を取らなくてはなりません。
スキル不足や競争率の高い案件を希望する場合、案件が全く取れないこともあるでしょう。
特に独立したての頃は案件の適切な量を把握できないため、どうしても安定した収入を獲得しにくいです。
福利厚生や保障など、正社員特有の待遇も無くなってしまいます。
とはいえ、SESエンジニアも必ずしもコンスタントに案件があるわけではないので、大きな差はありません。
またフリーランスエージェントによっては、収入保障などの福利厚生が用意されているところもあります。
収入に不安がある人は、福利厚生が充実しているフリーランスエージェントを選ぶと良いでしょう。
事務手続きが多くなる
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになると、事務手続きが多くなります。
代表的なのが、確定申告です。
確定申告では、1年間の収入から経費を引いた課税対象額を申告しなければいけません。
案件毎に報酬の記録を残す必要があるため、余分なコストがかかり作業のパフォーマンスに影響してしまう可能性があります。
事務手続きが面倒な人は、フリーランスエージェントの福利厚生を活用しましょう。
税理士の紹介や確定申告の代行などが用意されているので、事務手続きに関する懸念が解消されます。
営業力やアピール力が必要になる
フリーランスエンジニアは、SESエンジニアと違って営業力やアピール力が必要になります。
SESエンジニアは、会社が依頼を受注してくるので特に営業をしなくても仕事をもらえます。
条件の擦り合わせなども行ってくれるため、基本的に作業をするだけで給料が手に入ります。
対してフリーランスエンジニアは、クライアントに「この人に任せたい」と思ってもらえなければ仕事が獲得できません。
したがって、自分のスキルや知識を売り込む営業力が求められます。
とはいえ、SESエンジニアからフリーランスエンジニアになる場合は既に実績があるので、案件の参画はさほど難しくないでしょう。
またフリーランスエージェントなら、担当エージェントが営業を代行してくれるため独立したばかりでも希望にマッチする案件に参画できます。
SESからフリーランスになるのに向いている人
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになるのに向いている人の特徴をまとめました。
- 向上心がある人
- スケジューリングが得意な人
- エンジニアの仕事を続けたい人
多く当てはまる人であれば、フリーランスエンジニアを目指すのがおすすめです。
向上心がある人
向上心がある人は、フリーランスエンジニアに向いています。
フリーランスエンジニアは基本的に即戦力が求められるため、希望する案件によっては高いスキルが求められます。
スキルや実績を常に磨いていく必要があるので、誰に言われずとも努力できる人が適しているといえるでしょう。
また漠然と学習したり働いたりするのではなく、「システム開発の仕事に活かしたい」「管理職になるステップを歩みたい」と、教材や参画する案件を通して目標を定めることが大切です。
他のエンジニアに負けずに食べていくためにも、積極的に知識・スキルを吸収して市場価値を高めましょう。
スケジューリングが得意な人
見落としがちですが、フリーランスエンジニアはスケジューリング能力も求められます。
案件を自由に入れられるため、詰め込みすぎてオーバーワークになったり、反対に少なすぎて収入が心許無くなったりする可能性があります。
リモートで作業をする場合、プライベートとの境目が曖昧になって、十分に休息できなくなることや納期を守れなくなることもあるので注意が必要です。
したがって、日頃からアプリなどを使ってスケジュールやタスクを計画的に管理できている人に向いているといえるでしょう。
なおスケジューリングの際は、心に余裕を持って作業をするためにも、納期を1日早く設定したり、敢えて定時を決めておいたりするのがおすすめです。
クライアントやエージェントも、計画性のあるエンジニアには仕事を任せやすいです。
エンジニアの仕事を続けたい人
エンジニアの仕事を続けたい人は、フリーランスエンジニアに向いています。
会社勤めだと、収入を上げる方法としてマネジメント職を選ばないといけなくなるときが来ることもあります。
フリーランスエンジニアであれば、スキルによって収入は青天井なので、他の職種を選ばずともエンジニアとして活躍し続けられます。
また、フリーランスエンジニアには定年が設けられていません。
定年後もエンジニアとしての活動ができるので、時間を有効活用して年金以外の収入を得られるほか、やりがいや達成感も感じられます。
SESから努力不足でフリーランスにならないための5STEP
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになるためには、以下のステップを踏みましょう。
- ポートフォリオを作成する
- フリーランスエージェントに登録する
- SES企業の退職手続きを進める
- フリーランスエージェントで案件を獲得する
- 高単価案件の継続や複数の案件を掛け持ちする
スムーズに独立するためにも、目を通しておくと安心です。
1.ポートフォリオを作成する
まずは、クライアントに自己PRするための手段としてポートフォリオを作成します。
また、ミスマッチを防ぐための手段としても有効です。
ポートフォリオには、過去の制作物や使用したコード、フレームワークなどを載せます。
プロジェクトの概要や、こだわったポイントなどの説明も併せて載せておくと効果的です。
なお、SESエンジニア時代に受けたプロジェクトの成果物を載せる場合、機密保持契約に注意しましょう。
機密保持契約を結んでいるプロジェクトの成果物は、原則独断で外部に情報を共有してはいけません。
共有可能な成果物かをあらかじめ確認して、ポートフォリオに盛り込みましょう。
充実したポートフォリオを用意しておけば、クライアントに採用される可能性が高まります。
2.フリーランスエージェントに登録する
案件を得るための手段として、フリーランスエージェントに登録します。
フリーランスエージェントに登録すると、最初に担当エージェントとの面談が行われます。
稼働開始時期やキャリアプランなど、面談で相談しておくと今後の見通しがつきやすいでしょう。
また、担当エージェントには職務経歴書やポートフォリオをチェックしてもらうことも可能です。
本格的に稼働し始める前に、クライアントに提出する書類を添削してもらうと安心です。
3.SES企業の退職手続きを進める
フリーランスエンジニアとして活動する準備ができたら、現在勤めているSES企業の退職手続きを進めましょう。
退職する旨は、退職予定日の1ヶ月〜3ヶ月前頃に上司に伝えておくとスムーズに動きやすいです。
また、有休消化も忘れずに行っておきましょう。
退職したら、健康保険被保険者証や社員証、パソコンなど会社からの支給品を返却し、源泉徴収票・離職票・退職証明書などを受け取ります。
退職後は速やかに市役所へ足を運び、健康保険や年金保険の切り替え手続きを行います。
フリーランスになるので、併せて開業届も提出しましょう。
4.フリーランスエージェントで案件を獲得する
SES企業を退職したら、フリーランスエージェントで活動をスタートさせましょう。
フリーランスエージェントではエンジニアが営業をする必要はなく、代わりに担当エージェントが案件を紹介してくれます。
紹介してくれた案件の中から興味のあるものを選び、問題がなければクライアントとの商談に移ります。
商談でも担当エージェントが交渉してくれるので、希望の稼働時間や単価があれば事前に伝えておくとスムーズです。
お互い条件に問題がなければ、案件に参画できます。
5.高単価案件の継続や複数の案件を掛け持ちする
案件に参画後は、キャリアパスや収入をアップさせる方法を考えましょう。
フリーランスエンジニアとして安定して稼ぐのであれば、高単価案件を継続して受け持つことが大切です。
継続交渉も担当エージェントが行ってくれますが、了承されるかはエンジニアのスキルや成果物のクオリティが影響します。
スキルを磨くのはもちろん、円滑なコミュニケーションを日頃からとって信頼関係を築いておきましょう。
また、一件ごとの単価は低くても掛け持ちすることで収入を上げる方法もあります。
スケジューリング能力が問われるので、それぞれ納期や進行具合を管理しながら作業を進めることが重要です。
SESからフリーランスになるときに役立つフリーランスエージェントTOP5
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになるときに役立つ、フリーランスエージェントを5つご紹介します。
それぞれ案件数や口コミも併せて解説するので、自分に合ったフリーランスエージェントを選んでみてください。
1位:レバテックフリーランス
運営会社 | レバテック株式会社 |
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種類 | エージェント型 |
公開案件数 | 78,804件 |
公開リモート案件数 | 35,104件 |
未経験 | ◎ |
高単価案件 | ◎ |
サポート | ◎ |
レバテックフリーランスは、個人事業主専門のフリーランスエージェントです。
市場動向やITノウハウに長けたエージェント達が在籍しており、エンジニアのキャリアプランに沿った案件とマッチングさせてくれます。
またレバテックフリーランスの公式サイトからは、自分の市場価値を大まかにシミュレーションできます。
スキル・経験年数・経験工程などで単価を調べられるので、興味がある人はぜひ利用してみてください。
![](https://youboku.tokyo/media/wp-content/uploads/2023/05/2416d5c79b97bcde20a447bea6e8b479-1-160x160.jpg)
特徴 | エージェントの質が高い |
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職種 | ITコンサルタント エンジニア データサイエンティスト プロジェクトマネージャー など |
対応エリア | 全国 |
レバテックフリーランスの口コミ
SESからフリーランスになるにあたって登録しました。参画から1年以上経ちますが、以前より収入が大幅に上がっていて嬉しいです。今現在契約しているクライアントの方にも良くしていただき、また継続も見込めそうです。良い案件とマッチしてくださり、さすが大手の敏腕エージェントだと感じました。今後も宜しくお願いします。
レバテックフリーランスは、利用者の平均年収が約876万円と、報酬の高さが魅力的です。
エンド直請けの案件を豊富に取り扱っており、会社員からフリーランスになった利用者からは「収入が2倍になった」という声もあります。
また支払いサイトが15日なので、早めに報酬が手元に入るところもポイントです。
2位:ITプロパートナーズ
運営会社 | 株式会社Hajimari |
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種類 | エージェント型 |
公開案件数 | 3,531件 |
公開リモート案件数 | 713件 |
未経験 | ◯ |
高単価案件 | ◎ |
サポート | ◎ |
ITプロパートナーズは、週2日から稼働できるフリーランスエージェントです。
リモート案件やフレキシブル案件が多いのも特徴的で、スケジュールに組み込みやすいです。
実際に利用しているエンジニアでは、4つの案件を掛け持ちして充実したワークライフを送っている人もいます。
働きやすい案件が多いからこそ、結婚・出産・子育て・子供のイベントなど、ライフステージに合わせて案件に参画できるでしょう。
SESエンジニアの時点で、副業として始めてみるのもおすすめです。
![](https://youboku.tokyo/media/wp-content/uploads/2023/05/574200be916bad9fafb059e660b38ef6-160x160.jpg)
特徴 | 働きやすい案件が多い |
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職種 | ディレクター エンジニア デザイナー マーケター など |
対応エリア | 全国 |
ITプロパートナーズの口コミ
ITプロパートナーズさんにお世話になっています。会社員時代ではできなかった業界や言語の仕事に携わることができ、フリーランスならではの良さをひしひし感じております。担当者の方も親身に相談に乗ってくださり、理想のキャリアプランを叶えられるよう毎日やりがいに燃えております。細かい希望条件にも対応してくれるので、おすすめのエージェントさんです。
ITプロパートナーズは、エンジニアの希望に沿ってマッチする案件を適宜紹介してくれます。
ベンチャー企業から大企業まで幅広い案件を取り揃えているので、稼働日数や単価だけではなく企業に関しての希望も柔軟に対応してくれるでしょう。
3位:テックストック
運営会社 | INTLOOP株式会社 |
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種類 | エージェント型 |
公開案件数 | 7,879件 |
公開リモート案件数 | 1,445件 |
未経験 | ◯ |
高単価案件 | ◎ |
サポート | ◎ |
テックストックは、約4万人ものエンジニアが登録している人気のフリーランスエージェントです。
週5日勤務可能な案件を多く取り扱っているので、がっつり働いて安定した収入を得たい人におすすめです。
リモート案件が全体の72%を占めているので、出勤の手間を省けてライフワークバランスも保ちやすいでしょう。
また、テックストックは福利厚生が充実しているのも魅力的です。
所得保障保険や税理士紹介サービスなど正社員に匹敵するほどの好待遇で、フリーランスになっても安心して働き続けられます。
![](https://youboku.tokyo/media/wp-content/uploads/2023/07/356c49ff8c89615a4be97529528bbb85-160x160.jpg)
特徴 | 週5日がっつり働ける |
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職種 | エンジニア ゲームクリエイター コンサルタント デザイナー など |
対応エリア | 全国 |
テックストックの口コミ
30代も後半に差し掛かっていますが、エンジニアとしての夢を諦めきれず会社から独立してフリーランスになりました。年齢的にどうかな、と思いつつ相談しましたが、意外にも多くの案件を紹介していただけました。案件が多いのか、コーディネーターの腕が良いのかは分かりませんが、私の条件にぴったりの仕事内容で満足しています。
テックストックは、30〜40代の中堅エンジニアが活躍しているフリーランスエージェントです。
またコンサルティング事業としての実績もあり、多方面へのコネクションから多彩な案件を紹介できるのが強みといえるでしょう。
4位:ココナラテックエージェント
運営会社 | 株式会社ココナラ |
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種類 | エージェント型 |
公開案件数 | 442件 |
公開リモート案件数 | 442件 |
未経験 | ◎ |
高単価案件 | ◯ |
サポート | ◯ |
ココナラテックエージェントは、約2万件以上の企業が登録しているフリーランスエージェントです。
年間取引案件の合計報酬は100億円を上回り、規模の大きさが分かります。
ココナラテックエージェントの案件は、単価が高く設定されているのが特徴です。
すべての案件がエンド直請けであり、余計なマージンが発生しない分エンジニアの手取りが多くなっています。
担当エージェントの交渉により継続的に参画しやすく、長期的に安定した働き方ができるフリーランスエージェントです。
特徴 | 100%エンド直案件 |
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職種 | エンジニア デザイナー マーケター マネジメント など |
対応エリア | 全国 |
ココナラテックエージェントの口コミ
自由な働き方がしたい!と思っている方!ココナラテックはフルリモート案件が結構あるのでなかなか良いぞ。家から出ずに仕事できる。朝早起きして満員電車に揺られなくて良い。なんて快適か…。フリーランスになるなら登録しておいて損はないんじゃないか?
ココナラテックエージェントは、フルリモート案件を多数取り扱っているのが魅力です。
出社することなく作業ができるので、時間を有効活用できるでしょう。
5位:ミッドワークス
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
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種類 | エージェント型 |
公開案件数 | 9,664件 |
公開リモート案件数 | 1,520件 |
未経験 | ◎ |
高単価案件 | ◎ |
サポート | ◎ |
ミッドワークスは、福利厚生に定評のあるフリーランスエージェントです。
交通費や勉強会の費用支給・経理システムの費用負担・フリーランス協会への無料加入・生命保険料半額負担など、さまざまなサービスを受けられます。
また、案件が途切れてしまったときのために報酬保証サービスも用意されています。
単価の60%を保障してくれるため、焦らずに次の案件を見つけることが可能です。
さらにスポーツクラブやレストラン、宿泊施設などの優待サービスも用意されていますよ。
福利厚生を重視する人におすすめのフリーランスエージェントといえるでしょう。
特徴 | 福利厚生が充実 |
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職種 | エンジニア プログラマー など |
対応エリア | 全国 |
ミッドワークスの口コミ
週4日で常駐で大手企業で…と独立したばかりで色々条件を付けてしまったにも関わらず、3日ほどで条件に合う案件を紹介してくれました。大手の案件は少ないと思っていたので嬉しい誤算です。色々なエージェントさんを使っていますが、今はミッドワークスをメインにしています。
ミッドワークスは常時1万件の案件を用意しており、エンジニアの希望に合わせてスピーディーに紹介してくれるのが魅力です。
最短だと、面談から1日で案件に参画することも可能です。
またスキルシートの添削や面談対策も積極的に行われ、エージェントの質が高いことで高評価を得ています。
SESからフリーランスになって高単価案件を獲得するコツ
高単価案件は安定した収入の要になるので、積極的に取りにいきたいもの。
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになって高単価案件を獲得するには、以下のコツを押さえるようにしましょう。
知識やスキルは積極的にアップデートする
フリーランスエンジニアとして稼ぐのであれば、知識やスキルは積極的にアップデートしましょう。
JavaScript・PHP・Ruby・Pyhtonなどは今は需要が高いですが、主流の言語というのは数年おきに変わっていくものです。
一生市場価値が高い言語は存在しないので、アンテナを張って今主流の言語やスキルをその都度アップデートしていく必要があります。
学んだら資格も取得しておくと、スキルの証明になります。
WindowsやiOSがアップデートをするように、エンジニアも仕事が途絶えないようアップデートをしていかなくてはいけません。
需要が高い言語は、動画やネットニュースなどでリサーチするほか、多くの仕事に携わっているエージェントに聞いてみるのも良いでしょう。
SESエンジニアの時点で人脈を作っておく
フリーランスエンジニアにとって案件を継続的に得るには、人脈が鍵を握ります。
案件が途絶えてしまったとき、過去の人脈を頼れば仕事を紹介してもらえる可能性があります。
人脈は、SESエンジニアの時点で築くように意識しましょう。
SESエンジニアは多くのIT企業に携われるため、名刺を保存して信頼関係を築いておけば後々案件の入り口になり得ます。
コミュニケーションに気を配る
フリーランスエンジニアとして活動するのであれば、コミュニケーションには気を配りましょう。
技術力と同じくらい、コミュニケーション能力は重要視されます。
したがってコミュニケーション能力が高いエンジニアは、信用性が高く大きな仕事を任されやすいです。
ビジネスマナーに長けているのはもちろん、クライアントの意図を汲み取り、正確に作業に起こせるのもコミュニケーション能力が問われます。
ただ与えられた作業をするのではなく、クライアントの意向に沿って+aの提案をしたり、電話や対面などで信頼関係を構築したりするように動きましょう。
サイトを併用して複数の案件を比較する
フリーランスエンジニアとして稼ぐには、良質な案件を選ぶことが大切です。
1つのサイトだけでは案件の良し悪しを判断しにくいので、求人サイトにせよフリーランスエージェントにせよ、複数のサイトを併用するようにしましょう。
分母が増えて案件を比較しやすくなるため、スキルに応じた相場やサイト毎の需要が高い言語などが分かるようになります。
好条件の案件を取るために、サイトは複数登録しておきましょう。
SESからフリーランスを検討しているエンジニアによくあるQ&A
最後に、SESエンジニアからフリーランスエンジニアになることを検討している人に、よくあるQ&Aをまとめました。
フリーランスエンジニアに関してまだ疑問点が残っている人は、ぜひ目を通してみてください。
フリーランス案件で需要が高い言語・スキルは?
フリーランス案件で需要が高い言語・スキルは、以下の通りです。
- JavaScript
- Java
- PHP
- SQL
- C#
- Python
- Ruby
- Swift
- Go
- C++
- TypeScript
中でもJavaScriptやPHP、Goは学習難易度が低めなので、取り組みやすいといえるでしょう。
また昨今機械学習が注目されていることから、Pythonの需要が高まっています。
トレンドの技術は取り入れておいて損はないでしょう。
SESからフリーランスになるとマージン率はどのくらい変わる?
SES企業のマージン率は約35〜40%で、フリーランスエージェントのマージン率は約10〜20%前後だといわれています。
20%前後変わるので、収入に与える影響は大きいでしょう。
例えば月単価が50万円の案件を受けた場合、SESエンジニアだと約30万〜32.5万、フリーランスエンジニアだと約40万〜45万の手取りになります。
さらに同じ条件で年収を計算すると、前者は360万円〜390万円、後者は480万円〜540万円前後だと考えられます。
案件を受けるほど手取りの差が大きく開くので、収入を重視する人はフリーランスエンジニアの方が向いているでしょう。
いきなりフリーランスエンジニアになるのは難しい?
SES企業を挟まず、いきなりフリーランスエンジニアになるのは難しいです。
エンジニアの案件は即戦力が求められるため、実務経験がある人材の需要が高いです。
実務経験がないままフリーランスエンジニアになってしまうと、簡単かつ低単価の案件しか受けられないので収入に不安を抱えてしまうでしょう。
フリーランスエンジニアになるのであれば、SES企業などで実務経験を増やすか、副業として始めて少しずつ実績を積んでいくのがおすすめです。
フリーランスエンジニアのキャリアパスは?
フリーランスエンジニアのキャリアパスは、以下が例として挙げられます。
- ITスペシャリスト:特定の専門分野で高いスキルを持つ技術者
- テックリード:プロジェクトにおいてエンジニアを率いる技術面のリーダー
- ジェネラリスト:幅広いIT知識を組み合わせて問題解決をする技術者
- PMO:マネジメントに長けたプロジェクト全体の管理者
理想のキャリアパスを描くには、現場の技術以外にも全体を管理・統率する力が求められます。
また、IT業界は日々技術の進歩が目覚ましく、ニーズやトレンドが頻繁に変わるので要注意。
最初からキャリアパスを1つに絞るのではなく、視野を広く持って需要に沿ったプランニングをするのが良いでしょう。
SESからフリーランスになって年収UP&自由なライフスタイルをGET
SESエンジニアからフリーランスエンジニアになると、自由度が大きく上がるのが魅力です。
自分のライフスタイルに合わせて案件を選べる上、収入アップも期待できます。
食べていくためにはスキルアップなどの努力は必要ですが、SESエンジニアからフリーランスエンジニアになることは決して難しくありません。
フリーランスエンジニアを検討しているのであれば、退職・転職前にまずはフリーランスエージェントに登録するのがおすすめ。
自分の市場価値や受けられる案件の幅などを、担当エージェントに相談してみましょう。