プログラマーが副業で稼ぐ方法は?未経験からの始め方や収入・注意点を徹底解説!

近年、「新しい働き方」として大きな注目を集めている副業プログラマー。

しかし、「本当に副業プログラマーで稼げるの?」「副業プログラマーになるにはどうすれば良いの?」などの疑問を感じているのではないでしょうか?

そこで今回は、副業プログラマーがなぜ人気なのか、そして副業プログラマーの収入や始め方、さらには副業プログラマーになる上での注意点を解説します。

ぜひ最後までお読みください。

副業プログラマーが新しい働き方として大人気!

副業プログラマーは、なぜ人気のある職業になっているのでしょうか。

以下の3つの理由が挙げられます。

  • 収入を増やしたい
  • 転職したい
  • 休日を有効に使いたい

それぞれ解説します。

副業プログラマーが人気の理由①:収入を増やしたい

1つ目の理由は「収入を増やしたい」からです。

近年では「老後2000万円問題」「年功序列・終身雇用の崩壊」など、お金に関するさまざまな問題が次から次へと出てきます。

お金に関する不安を解消するには、会社での給料を上げるか、会社以外での収入を増やすか、の二択が考えられますが、前者は自分の裁量だけでは決められない部分です。

そのため、会社以外での収入を増やそうと考え、副業でプログラミングを始める方が非常に増えているのです。

副業プログラマーが人気の理由②:転職したい

2つ目の理由は「転職したい」からです。

今の仕事にやりがいを感じていなかったり、給料に不満を感じていたりする方は、転職を視野に入れている方が多くいます。

ただ、転職をする際、今までに培ってきたスキルだけでは転職活動がうまくいかない場合もあります。

そこで、転職活動をする前に副業プログラマーとしてスキルをつけることで、転職活動を有利に進めることができるのです。

転職活動を有利に進められるとの観点から副業プログラマーを目指す方も増えています。

副業プログラマーが人気の理由③:休日を有効に使いたい

3つ目の理由は「休日を有効に使いたい」からです。

会社員として働いていると、基本的には平日、月曜日から金曜日までは働いて、土曜日・日曜日は休みとなります。

しかし、土曜日・日曜日が休みであっても、特にやることがなければ暇を持て余し、退屈な時間を過ごすことに。

そこで、土日に副業プログラマーとして活動することで、退屈な時間を減らし、かつ収入も上がりスキルもつくため、人気な職業となっているのです。

稼げる?副業プログラマーの収入はどれくらいか?

では、実際に副業プログラマーの収入はどれくらいなのでしょうか?

結論から言うと、作業時間と作業効率によって大きく変わるので、一概に「〇〇万円稼げます!」と断言することはできません。

そこで、2つの事例を紹介するので、収入に対するイメージをつけてもらえればと思います。

副業プログラマー収入事例1:月収24万円

1つ目の事例は、時給3,000円〜4,000円で週20時間勤務の案件です。

業務内容は、既存フォーム画面への項目追加作業、および、フォーム画面の新規追加となっています。

時給3,000円で週20時間勤務と考えると、月収は24万円となります。

週末に8時間ずつ、また平日に計4時間仕事をすれば、月収24万円を得ることができるでしょう。

副業プログラマー収入事例2:月収5~10万円

2つ目の事例は、1ヶ月の納期で10万円弱の案件です。

システム開発の案件ですが、こちらは時給ではなく固定報酬制と言い、案件を完遂することで報酬が発生します。

固定報酬制は納期に間に合わせられれば、自分のペースで仕事を進められ、休みも自由に取れるので、副業の方にはおすすめの報酬体系といえます。

月5万円〜10万円稼げるだけでも、かなり生活にゆとりが出るはずなので、このような案件を1つ獲得できれば、副業としては満足のいく収入を手にすることができるでしょう。

副業プログラマーになるには?始め方を解説

では、副業プログラマーになるにはどうすれば良いのでしょうか?

以下の3つのステップを踏む必要があります。

  1. スキルの勉強
  2. ポートフォリオの作成
  3. 案件獲得

それぞれ解説します。

副業プログラマーの始め方①:スキルの勉強

まずは、プログラミングスキルの勉強をする必要があります。

主な勉強方法は、以下の2つです。

  • 書籍で勉強
  • スクールに通う

それぞれ解説します。

書籍で勉強

1つ目の勉強方法は書籍で勉強することです。
書店には多くのプログラミング言語の書き方に関する書籍が並んでいます。

プログラミングスキルを身につける=言語を習得することなので、書籍を読んで内容を実践することで、書き方を身につけることができます。

技術書なので一般書よりは書籍代が高いのですが、それでも2,000円〜3,000円ほどで購入できるため、安く費用を抑えられる勉強法です。

しかし、書籍で勉強するのはかなり挫折しやすく、多くの方が途中で諦めてしまいます。

そのため、やり抜く力や自制心が求められます。

また、最近ではアプリで学習することもでき、無料のアプリもあるため、より格安で勉強できます。

ただ、やり抜く力や自制心が求められることは変わらないので、注意が必要です。

スクールに通う

2つ目の勉強方法はスクールに通うことです。

現在では、オンライン・オフライン共に、多くのスクールがあります。

書籍やアプリを使った勉強方法は、自分が独学で進めていくことになるため、挫折をする確率が高くなるとお伝えしました。

しかし、スクールに通えば、進捗度合いを見てくれたり、わからない部分をすぐに質問できたりするため、挫折をする確率が非常に低くなります。

とはいえ、書籍やアプリを使った勉強方法に比べて、非常に高額な費用がかかるため、お金に余裕のない方にはあまりおすすめできません。

自身の性格や金銭面を十分に判断した上で選ぶと良いでしょう。

副業プログラマーの始め方②:ポートフォリオの作成

スキルを勉強したらポートフォリオを作成します。
ポートフォリオとは、実際に勉強した言語を使って作った見本のサイトやシステムのことです。
ポートフォリオを作成することで、自分の技量を相手に知ってもらうことができます。
基本的には一から作るのではなく、既存のサイトやシステムを参考にしながら作ることをおすすめします。
実践を積むことによってスキルも高まり、案件獲得にもつなげやすいので、必ずやるようにしましょう。

副業プログラマーの始め方③:案件獲得

ポートフォリオが作成できたら、いよいよ案件獲得に移ります。
案件獲得の方法は主に以下の3つがあります。

    クラウドソーシング
  • エージェント
  • 知人の紹介

それぞれ解説します。

クラウドソーシング

1つ目の案件獲得方法は、クラウドソーシングを使うことです。
クラウドソーシングとは、仕事におけるマッチングサイトだと考えてください。
有名なクラウドソーシングにはランサーズやクラウドワークスなどがありますが、簡単に言うと、仕事を受注したいワーカーと仕事を発注したい企業が集まっているサイトです。
クラウドソーシングでは、案件ごとに募集が行われていることが多く、それぞれの案件に対して、作成したポートフォリオをもとに提案していくことでお仕事が決まります。
ただ、最初のうちは実績も少ないため、提案が通る可能性は低くなります。
それでも根気強く提案し続けることで、少しずつ案件が増えていき、実績をためていくことができるでしょう。

エージェント

2つ目の案件獲得方法は、エージェントを使うことです。
クラウドソーシングでは、自ら案件を探して提案しなければならなかったのですが、エージェントでは自分のスキルや条件に合う案件を紹介してくれます。
クラウドソーシングよりも条件の良い案件が多くあるため、特に実務経験を積み重ねた方にはおすすめです。

知人の紹介

3つ目の案件獲得方法は、知人の紹介です。
世間では「プログラマーが足りない」と言われることが多くあります。
そのため、あなたの知人もプログラマーが足りなくて困っているかもしれません。
そこで、自分がプログラミングの勉強をしていると伝えると、案件を紹介してくれることもあるでしょう。
確実な方法ではないのですが、案件を獲得できる可能性はあるので、念頭に置いておくと良いです。

副業プログラマーになる際の注意点3選

最後に、副業プログラマーになる際の注意点を紹介します。

  • 会社の副業規定を確認する
  • 確定申告が必要になる可能性あり

  • 最初は稼ぎにくい

それぞれ解説します。

副業プログラマーの注意点①:会社の副業規定を確認する

1つ目の注意点は、会社の副業規定を確認することです。
年を追うごとに副業を解禁する会社が増えていますが、いまだに副業が禁止の会社も少なくありません。
いくら時代の流れだと言っても、会社の規定を破ってまで副業プログラマーになることはおすすめできません。
副業をしていることがバレてしまうと、処分を受けることになる可能性もあります。
すなわち、収入を増やしたいと思い始めた副業が、逆に収入を減らす要因になってしまうかもしれません。
会社の副業規定を確認し、副業が禁止であれば副業しないことをおすすめします。

副業プログラマーの注意点②:確定申告が必要になる可能性あり

2つ目の注意点は、確定申告が必要になる可能性がある点です。
副業をしている方は、年間の「所得」が20万円を超えると確定申告をする必要が出てきます。< 所得とは売上から経費を引いた金額です。 そのため、売上、つまり副業で得た報酬が20万円を超えていても、経費を差し引いた金額が20万円を下回っていれば確定申告をする必要はありません。 しかし、案件の中には源泉徴収をされている案件もあり、税金を払い過ぎている場合があります。 そのような場合には、払い過ぎた税金が戻ってくるため、収入が20万円以下でも確定申告をするのがおすすめです。

副業プログラマーの注意点③:最初は稼ぎにくい

3つ目の注意点は、最初は稼ぎにくい点です。
案件獲得の部分でも触れましたが、最初はお仕事を受注できる確率が高くありません。
実績もなくスキルもわからない相手に仕事を依頼するのは不安なので、必然的に実績もスキルもある方に仕事が集中してしまうからです。
逆に、仕事を受注しにくい最初の期間を乗り越えれば、実績もスキルもつくため、仕事を受注できる数が格段に増えます。
そこまで続けることができればプログラマーとして大きく発展できるため、最初は稼ぎにくいことを理解し、なんとか乗り越えることが重要です。

まとめ

今回は、副業プログラマーになるにはどうすれば良いのかについて解説しました。
副業プログラマーは、最初から大きく稼げるわけではありませんが、地道に実績を積んでいけば、かなりの成長が見込めます。
今の会社に不満があれば、積み上げてきた実績をもとに転職をしたり、そのままフリーランスプログラマーとして独立したりすることができます。
今回紹介した内容を参考に、ぜひ副業プログラマーを目指しましょう。